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たろべえじゅ通信

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2006年 01月 18日

水車むら

今から二十五年程前、水土と地域社会の有機的な活力の蘇生を願って、「水車むら会議」という団体が発足しました。
消費者団体や大学関係者らを中心とする都市の住民と農村が知恵と労力を出し合って、石垣を積み、つり橋を架け、茅葺き民家を移築し、水車小屋を建て水車を作りました。
反骨精神を持った都会の学生たちと、経験を積んだ地元の農民たちの熱い思いが融合し、形になって残っています。

今振り返ってみると、現場には『エントロピー』や『エコロジー』といった今まさに時代のキーワードとも言える用語がすでに飛び交っていました。
環境破壊の果てをいち早く予測しスローライフを実践しようとした、時代を先取りした集団だったとも言えそうです。

「水土蘇生」のシンボルとしてつくられた木製水車は寿命が短く今あるものは三代目です。
初代のものは水車大工の棟梁がつくりましたが今は職人もいなくなり、現役の大学生が中心となった素人集団が型をとり作り上げたものです。

写真を撮って紹介しようと思っていたら偶然こんな素敵な写真ブログを見つけてしまいました。
こちらから見てきてくださいね。

by taroveju | 2006-01-18 23:51 | 水車むらの風景


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